Max for Liveを使う(ToolBoxのインストール)
Max for Live(以下M4L)を購入しました。そこで、M4Lを使う上で役立ちそうな事柄についてまとめておこうと思います(ニッチなソフトウェアなので、情報が散在していてブラウザのタブが増えて困るのです。)
M4Lは、中身はMax5とまったく同じな様で、どうもM4LとMax5の違いはAbleton Liveを経由して立ち上げるかどうか、の1点のみのようです。
M4Lでは、Jitterのプレビューが出来ません。一定間隔で表示されたり消えたりします。(内部ではちゃんと演算されます)
Max/MSPの部分は変わらないので、ここでは基本的にMax5について取り扱います。
とりあえず、すぐに見つかった参考になりそうなページは次の2つです。
Max/Msp Algorithmic Computer Music Online Tutorial
上のページはMax5に付属のチュートリアルを日本語に翻訳したものです。Maxのチュートリアルはよく出来ていて、パッチも豊富なのでまずはこれで勉強するのが良さそうです。(パッチはMax本体の方のヘルプを経由して立ち上げます。)
下のページは、もう一歩踏み込んだ内容になっていて、Maxの実際の利用例や、関連する学問的知識などをまとめたページになっています。 Maxに限らず、音響やDSP一般についての知識が得られるので、おすすめです。 で、とりあえず下のページにならって、「toolbox」なるものを入れてみることにしました。
(http://homepage.mac.com/sinx_music/maxmsp/toolbox.html)
これは、Maxのショートカットを拡張するものらしく、パッチを作る際に、マウスを使わずショートカットを使って結線出来るようになるシロモノみたいです。 パッチをつくるとオブジェクトがとっ散らかりがちなので、これがあると便利だと思います。次のURLからダウンロード出来ます。
http://code.google.com/p/maxtoolbox/
さて、インストールですが、Readmeには「Toolboxフォルダをサーチパスにいれろ」と書いてあります。 サーチパスというのは正直よく分からないのですが、僕は「C:\Program Files\Cycling '74\Max 5.0\patches」に入れることにしました。 一応サーチパスについては
http://www.s-musiclab.jp/mmj_docs/max4/max/max_topics/mxtp10.html
で詳しく書かれていますが、バージョンが古いです。(Max4) Max5でもおおよそ同じみたいですが、パスが微妙に変わっていたりするので注意です。
Toolboxフォルダをサーチパスに入れたら、「ToolBox.maxpat」をextrasフォルダに入れます。僕の場合は「C:\Program Files\Cycling '74\Max 5.0\patches\extras」に入れました。 両方入れてMaxを起動すると、メニューのExtrasにToolBoxが増えています。
ToolBoxを押すと、設定画面が出てきます。設定画面ではToolBoxの有効、無効が設定出来て、(Activateボタン)「Max ToolBox」と書いてある右の?ボタンでショートカットの一覧が見れます。また、Shortcutsボタンを押すと、ショートカットを好きなように変えることも出来るみたいです。